青森県内は連日の大雨で河川が氾濫し、新たな被害が出ました。
青森市と五所川原市では、合わせて849世帯1512人に警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」が発表されました。
命を守るための最善の行動をとる必要があります。
新井宇輝 キャスター
「青森市花園です。この時間になってさらに雨足が強くなってきました。一度ワイパーで窓を拭いても、雨で見えづらい状況。前の車も見えづらい状況となっています」
津軽と下北を中心にはレベル3大雨警報が出され、記録的な大雨となりました。
3日も降り止まない雨。
浅水友輝 記者
「午前2時過ぎの青森市です。雨脚が急激に強まっています」
線状降水帯に見舞われた県内は、再び雨の脅威にさらされ、夜明け前から新たな被害が発生しました。
須崎蓮 記者
「午前5時過ぎの青森市飛鳥地区です。道路が冠水し、水は住宅に流れています」
青森市では瀬戸子川が氾濫し、午前2時前に瀬戸子地区と飛鳥地区の一部、456世帯892人に緊急安全確保が発表されました。
緊急安全確保は5段階の警戒レベルのうち、危険度が最も高い「レベル5」で、命を守るための最善の行動をとる必要があります。
降り始めからの総雨量は午後5時現在で136ミリに達し、飛鳥地区では排水が追い付かずに住宅が浸水するなど、これまでに市内では2棟の床下浸水が確認されています。
住宅が床下浸水した人
「警報が鳴ったとき、午前2時くらいに水浸しだった。(今後の雨が)心配。珍しい。青森でこんなに降るのは」
川が氾濫した地域は行き場をなくした水が住宅街に流れ込んだほか、建物を取り囲むように敷地全体が冠水する所もありました。被害があったのは、住宅だけではありません。
須崎蓮 記者
「こちらの墓地では墓の階段が全て見えなくなるほど冠水しています」
内真部地区では墓地と周辺の田んぼが冠水しました。
こうした水田地帯での冠水はほかの地域でも確認されていて、こちらの農家は2週間後の稲刈りに向けて、濁流で倒れた稲を起こしていました。
コメ農家
「(稲は)立っているのと違って、なびいていれば機械で刈れない。大変だ…」
堤防が決壊して、濁った川の水が周辺にあふれかえりました。
この映像が撮影された約1時間後には、市内を流れる飯詰川の堤防が決壊する恐れがあるなどとして、長富鎧石地区など5つの地区の393世帯620人を対象に緊急安全確保が出されました。
倉島彩能 記者
「決壊した堤防から、いまも水が流れ込み、目の前では収穫前の稲が水に浸かっています」
実りの秋を迎える農作物に被害が及びました。
五所川原市民
Q.こちらの川ではこういうことが起こる?
「いえいえないですよ。私が生まれてはじめてです。その辺は、稲のほうまで水をかぶってしまったのかな。心配ですね」
川から流れ込んだ水で、こちらの住宅の1階は地面から30cmほどが水浸しとなっています。
五所川原市民
「大変。朝起きたときはまだ何ともなかった。向こうが破れてなかった。急にこうなった…」
1日夜からの総雨量は217.5ミリとなり、こうした建物の浸水は2日と3日の2日間で相次いでいて、これまでに25棟が確認されています。
住宅の水は徐々に引いていっているものの、隣接する畑にいたっては池のように水がたまったままです。
五所川原市民
「家に入るすれすれまでは2~3回あるが、今回が一番強かった。(畑の)葉っぱが泥まみれだった、泥を落とそうとじょうろに水を汲んで行ったら、ぬかるんで(畑に)入られない。だから終わりじゃないかな…。ダイコンとカブは」
災害を受けて宮下知事は、青森市と五所川原市を視察して被害状況を確認しました。
線状降水帯から一夜明けて、3日は局所的な“ゲリラ豪雨”。
五所川原市内の堤防の修復については、国とも連携しながら早急に復旧に努めたいとしています。
青森地方気象台によりますと、明日4日夕方6時までの24時間に多い所で津軽で50ミリ、下北と三八上北で40ミリの降水量が予想されています。
引き続き、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
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※動画は9月3日午後6時15分に放送されたニュース映像になります。














