ネパールと中国で発生した大規模な土石流の死者は1200人を超えました。国際的な専門家団体は、実用的な早期警戒システムがあれば、「相当数の人命を救えた可能性がある」と指摘しています。
ネパールと中国で先月26日に発生した大規模な土石流による死者は、両国で1200人を超え、今も日本人を含む5000人近くが行方不明のままです。
住まいを失った被災者への生活支援や精神的なケアのほか、避難所での感染症対策なども大きな課題となっています。
一方、山岳地帯の自然災害を研究する専門家団体「ハイリスク」は、衛星画像などを分析したところ、氷河が崩落する数日前から解けた水が茶色に変色していたり、斜面の岩盤に亀裂が広がっていたりと、「事前の兆候があった」との報告書を公表。また、下流域で実用的な早期警戒システムが整備されていれば、「相当数の人命を救えた可能性がある」と指摘しています。
報告書の作成に携わったアビラル・カトリ氏は、「国境を越えた氷河などの監視体制の強化が必要だ」としています。
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