長期金利 一時3% 今後は? 30年前との“違い”

小川彩佳キャスター:
1日、長期金利が30年ぶりに一時、3%に上昇しました。高市政権が発足して以降、長期金利は右肩上がりで上昇を続けています。今後、どうなっていくでしょうか。

教育経済学者 中室牧子さん:
長期金利は主に二つの要因で決まると考えられています。
一つ目は日銀が決める「短期金利の先行き」。
二つ目が、お金を貸す側が要求する「プレミアム(上乗せ金利)」です。お金を長い期間貸すわけですから、その期間のリスクを取ればその分だけ高くなるわけですが、日銀の短期金利に関しては、原油高によるコスト増などを踏まえ、日銀は利上げの構えを示しています。
財政への懸念に関しては、債券投資家が求める「プレミアム(上乗せ金利)」が高くなっているため、この二つの両方の要因が長期金利の上昇圧力になっているのです。

小川キャスター:
日銀が早ければ「9月に利上げをするのではないか」という観測も出ている中、8月31日、アメリカのベッセント財務長官が「日本政府や日銀が、より円高につながるような措置を取るだろうと確信している」と発言しました。
これも一つの利上げの圧力になったということでしょうか。
教育経済学者 中室牧子さん:
その意味において、長期金利は上昇基調にあると思われます。
30年前と今回で何が違うか。「30年前は官僚による統治機構が非常に力を持っていた」ことで、選挙によるサイクルなどにあまり振り回されることなく、財政運営ができていたんです。
その後、政治主導となり、そのこと自体はよかったと思いますが、しかし今、その政治家が長期的な国家財政の舵取りを誤ることなくできるかどうかが問われていると思います。
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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」














