架空の証券会社の社員を名乗り、投資話を持ち掛けて北海道千歳市の60代女性から現金1710万円をだまし取った疑いで、8月31日に、台湾籍の無職の女(20)が逮捕されました。

警察は、女が「受け子」と呼ばれる特殊詐欺の現金回収役とみていて、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる犯行の可能性も視野に、調べを進めています。

逮捕された台湾籍の女は犯行当時19歳で、複数の人物と共謀し、2025年8月1日から10月2日にかけて、「富士証券」という架空の会社の社員を名乗り、北海道千歳市に住む60代の女性に、LINEで「指定する株式に投資すれば確実に利益が出る」「外勤スタッフが指定場所まで投資資金を回収しに行く」などとメッセージを送信。

女性を信じ込ませたうえで、千歳市内の駐車場で、2回にわたり、現金合わせて1710万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、被害に遭った女性が、頻繁にLINEで「富士証券会社」と名乗る会社の社員らと連絡を取り合っていることを家族が不審に思い、メッセージを確認。詐欺の疑いがあったため女性を説得し、警察署を訪れて事件が発覚しました。

女は、千歳市内の駐車場で女性から直接お金を受け取った「受け子」とみられていて、警察の調べに対し「報酬を得るために仕事としてやっていた」と話し、容疑を認めているということです。

警察は、匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウによる犯行の可能性も視野に、実態の解明を急いでいます。