岸田総理は、家畜のえさにあたる配合飼料の価格が高止まりしていることについて、「畜産物価格の高騰を招くおそれがある」と述べ、去年末の対策を継続するなどして、配合飼料の価格を抑制するよう農林水産省に指示しました。
岸田総理
「配合飼料価格の高止まりが畜産経営を圧迫しており、対策を講じなければ畜産物価格の高騰を招くおそれがある。農林水産大臣には昨年末の対策を継続し、今年1-3月期についても配合飼料コストを抑制するための追加策を講じるよう指示します」
家畜のえさにあたる配合飼料の価格は円安などの影響で、1トンあたり10万円程度で高止まりしています。
これについて岸田総理は「畜産物価格の高騰を招くおそれがある」と述べ、農林水産省に対して、去年から行っている対策を継続するなどして、配合飼料の価格を抑制するように指示しました。
農林水産省は、去年10月から12月分の飼料コストについてはそれまで行っていた「配合飼料価格安定制度による補塡金」とは別に、国産飼料の生産などに取り組む畜産農家に対して補塡金を交付し、実質的な負担が増えないようにしています。
政府は今後も畜産農家の負担が増えないように、こうした対策の継続を検討していて、補填金の額など具体的な制度について議論を進めることにしています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









