「他人事と思わないで」

大石:あの事件を通じて、今一番伝えたいことは何でしょう。

磯谷さん:誰が本当に被害者になってもおかしくない社会だから、被害者支援というのはとても身近で必要なものなんだということをみんなが認識して、社会全体でそういう支援の輪を広げることによって、逆に犯罪も少しは減る可能性があるんじゃないかなって。だから他人事と思わないでって。

大石:実際に署名活動をしている時に、多くの人に支援していただいたりしましたか?

磯谷さん:今はSNSで誹謗中傷が多いと言うんですけど、私の時は今のような状態ではなくて、ほとんどが応援をする人たちのメールでしたね。死刑を求めていたので違うメール、ふざけたメールもありましたけど、死刑反対の人からのメールとか、そういう形でしたので、一応考えを持った人のメールで今みたいに顔も形もわからないからっていうことで無責任な発言はあんまりなかったですね。だから、私は一般の方からはすごく勇気と元気をいただいたっていう感謝の気持ちしかないですね。

大石:一方でSNSがより進化していく中で、やはりこの犯罪はなくならないですかね。

磯谷さん:難しいと思います。絶対に…なくならないと思います、残念ですけど。