「手間がかかる。それが楽しい」整備士たちの作業

3日後、削り直された車輪が新津へ戻りました。
ところが、取り付け作業でも想定外の事態が起きます。

「スタッドが回ってる」

部品を固定するボルトが空回りしたのです。

整備士たちは修復を進めながら、車体の傾きを抑えるための隙間も数ミリ単位で調整していきます。

JR東日本 新潟事業本部 新潟車両ベース(新津)の高橋純さんは、「もう、手間がかかることだらけですね」と話します。

それでも、「それが楽しいのもありますし、それをやってこそのSLだなと思ってるんで、もう付き合っていくしかないかなと思ってます」と、どこか嬉しそうです。

80年前に造られた蒸気機関車を、いまも現役で走らせる。
その裏には、整備士たちの地道な作業があります。