先月の宮崎県知事選挙で当選を果たした河野知事の4期目の任期がスタートしました。
河野知事は「これまで以上の結果を出さなくてはならない」と意気込みを述べました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「強い緊張感のもとで4期目をスタートしたところ。対立候補にも多くの票が流れたというその結果をしっかり受け止めながら、自分としてはこの4期目、より結果を出していかなくてはならない」

先月25日の知事選で当選を果たした河野知事。
21日から4期目の任期が始まり、23日の定例会見では直面する県政の課題について次のように語りました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「コロナや原油高・物価高、これで大きな影響を受けた社会経済活動の回復に努めること、まずは当面の対応として力を入れてまいりたいと考えております。WBCの合宿、G7農業大臣会合をしっかり成功に導くなかで社会経済活動の回復に向けた年にしてまいりたい」

また、人口減少問題などの長期的な課題についても強い危機感を持ちながら取り組みたいと述べました。

(宮崎県  河野俊嗣知事)
「いま様々な産業分野での人手不足がますます厳しくなっている状況の中で、少子化対策を含めた人材育成確保、人づくり、この分野というものを県政の中でも最重要課題としてさらに取り組んでまいりたい」

このほか、河野知事自身が新型コロナに感染した際、初詣に行っていた事実を伏せて発表するなどした一連の問題については、改めて信頼回復に努めたいと話しました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「今回の教訓を踏まえて、正すべきところは正し、しっかりと県民の皆さまの信頼回復に努めていかなくてはならない」

元知事との激しい選挙戦を制し4選を果たした河野知事。
信頼をどのように回復し、山積する課題にどう対処していくのか、手腕が注目されます。