保険金をだまし取る目的で空き家に放火し、家屋などを全焼させた罪に問われている男の裁判です。初公判で男は、起訴内容を認めました。

非現住建造物等放火、詐欺未遂、詐欺の罪に問われているのは、元保険調査員の男(55)です。
起訴状などによりますと、男は、無職の男(58)と自称自営業の男(28)と共謀し、岡山県内の他人の家屋にかけられていた建物更生共済契約に基づき、保険金約4,000万円をだまし取ろうと考えました。
男は、2023年10月29日午前0時44分ごろから午前1時9分ごろまでの間に、岡山県久米の空き家1階の和室にあった布団にライターで火をつけ、家屋と隣接する蔵を全焼させたとされています。
2024年5月、あたかも原因不明の火災であるかのように装って、保険金の支払いを請求。しかし、出火原因を不審に思った担当者が支払いに応じなかったため、未遂に終わったということです。
きょう(20日)岡山地方裁判所で開かれた初公判で男は、三澤節史裁判長から起訴内容が間違いないか問われたところ、「ありません」と認めました。

検察側は冒頭陳述で、男が1,000万円以上の税金の滞納で困っていることや、新しい会社の設立を考えていることなどを20年以上前に知り合った男(58)に話していました。
その後、遅くとも2022年5月ごろまでに元保険調査員の男(55)は、男(58)から購入した建物に放火して保険金をだまし取るため、放火役をするように依頼されたといいます。
男(55)は、保険金が得られれば、報酬から税金を払えることや、男(55)が会社を設立する際に男(58)から100万円の出資を受けるなどしたことから、男(58)の依頼を引き受けたということです。
男らは、同じ手口で、北海道や青森、岐阜でも保険金目的で建物を放火していて、保険金など合わせて約1億2,800万円をだまし取ったことも明らかになりました。
次回は9月3日に被告人質問が行われる予定です。














