4種類の「サイト」を初めて識別
実験の結果、フッ化カルシウム結晶中にはトリウム229が存在する場所(サイト)が4種類あることが初めて明らかになりました。
「サイト1」と名付けられた場所では分裂が観測されず、周囲の原子がもたらす電場勾配が非常に小さいことが確認されました。「サイト2」では、6本すべての分裂線を観測することに成功しました。
さらに、実験データとスーパーコンピューターによる理論計算を組み合わせることで、信号強度の強いサイト1・サイト2について、トリウム229周囲の原子配置が推定されました。
サイト1ではトリウムが1つのカルシウムのいた場所に置換され、対称的な構造をとるために電場勾配が非常に小さくなります。
サイト2では2つのトリウムが近い位置のカルシウムを置換して入っており、この構造は電子顕微鏡を用いた観察からもその存在が示唆されていたものです。














