高知市の食品卸売などを行う企業が新しい精米工場建設の起工式を行いました。
新たに精米工場を建設するのは、県内を中心に食品卸売や精米事業などを手掛ける、「高知食糧」です。新しい工場は、高知市朝倉南町にある現在の工場の隣の敷地に建設されます。建物は鉄骨造りの2階建て、延床面積はおよそ1300平方メートルを予定していて、総事業費は、およそ20億円を見込んでいます。

これまでは精米のでき具合を目視で確認していましたが新たな工場ではこれを機械化するなどし、1か月の生産量をおよそ700トン増やすほか、精米作業にかかる人員を半分ほどにします。また、マイクロバブルで“ぬか”を洗浄する機械も新たに導入し、高品質な米の提供を目指します。
新たな工場の建設を決めた背景の1つに「米離れ」があります。総務省によりますと県内1世帯あたりの米の消費量は、2014年からの10年間で20キロ以上減少しています。このような状況の中、県外への販路拡大を目指そうと、県外の市場でも負けない質の高い米を多く生産し、供給しようという狙いです。また、「令和の米騒動」のような、不測の事態にも対応したい考えです。
▼高知食糧 山﨑大輔 社長
「われわれが果たしたいことは、米を安定的に供給することだと思っている。かつ、働いている方々に楽に仕事ができる環境を整えることとあわせて、生産者の方々とのそのつながりを強くしていく機会にしていく工場にしたい」

工事は9月中旬ごろから始まり、2027年秋に完成する予定です。















