大手電力会社の社員が競合他社の顧客情報を不正に閲覧していた問題について、電気事業連合会の池辺和弘会長は「電力自由化の根本にかかわる問題で深くおわびする」と謝罪しました。
電気事業連合会 池辺和弘会長
「電力自由化の根本にかかわる問題で重く受け止めている。電気事業運営に疑念を抱かせるような事態となっていることを深くおわびする」
九州電力の社長でもある、電事連の池辺会長はきょうの定例会見で、大手電力会社の社員が、子会社の送配電会社が持つ競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していたことが相次いで明らかになっていることについて、このように述べて謝罪しました。
一方、きょう四国電力は、送配電子会社が管理する新電力の顧客情報について、去年12月20日から26日の期間中の利用状況を調べた結果、四国電力の営業部門の社員96人が316契約分を不正に閲覧していたと発表しました。
四国電力は、名義などの契約状況の確認のためとしており、営業活動目的ではなかったとしていますが、追加調査でこれ以前の状況も調べていて、「不正閲覧の件数は増える可能性がある」としています。
大手電力会社による顧客情報の不正な閲覧は、これで関西電力、東北電力、九州電力に続き4社目となります。
注目の記事
【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち
