大相撲・初場所の13日目が20日、両国国技館で行われ、幕下15枚目格付け出しで今場所デビューした落合(19・宮城野部屋)が西幕下40枚目・風賢央(23・押尾川部屋)を突き落としで破り全勝優勝を果たした。
幕下付け出しの力士がデビュー場所で全勝優勝するのは、06年5月場所の下田以来17年ぶりで令和では初の快挙。落合は勝った方が優勝という“大一番”を制し、史上最速となる“所要1場所”での新十両昇進に前進した。
この日、6戦全勝で迎えた落合は、同じく無傷の風賢央との“全勝対決”に挑み、立ち合いは張り差しで相手を勢いをくい止めると、左で下手を取るもすぐに切られたが右からの強烈な突き落としで勝利を手にした。
初土俵の場所での快挙に落合は取組後、「素直に優勝できたことが嬉しいですし、デビュー場所がすごく楽しかったです」と喜びをかみしめた。「目の前の相手にできることをしっかり準備して戦ってきた結果が運よくこういう結果になったと思います」と今場所を振り返った。さらに「優勝は全く意識してなかったですけど、考えていた立ち合いが何個かあって少し悩んでしまった。昨日から(この日の取組を)考えるたびに緊張しました。応援していただいた皆さんに感謝したいと思います」と口にした。
【幕下付出場所での優勝力士】※平成以降
平成5年1月場所 尾曽(大関・武双山)
平成8年1月場所 熊谷(小結・海鵬)
平成10年7月場所 竹内(大関・雅山)
平成18年5月場所 下田(幕下・若圭翔)
令和5年1月場所 落合
鳥取県・倉吉市出身の落合は、高校時代の20年、21年に2年連続で高校横綱のタイトルを獲得。卒業後の昨年9月には全日本実業団選手権を制して実業団横綱となり、輝かしい実績を残して付け出し資格を取得した。その後、小学生の頃から憧れていた平成の大横綱・白鵬(宮城野親方)が指導する宮城野部屋に入門。宮城野親方も「鳥取県から2人目の横綱を作りたい」と期待を寄せる。
所要1場所での新十両昇進が実現すれば、現行の制度となった2001年1月以降では初の快挙。“平成の怪物”と呼ばれた武双山は2場所連続の全勝優勝で十両に昇進し、優勝3回の元大関・御嶽海は学生横綱から入門し2場所で関取へ駆け上がった。06年の下田は当時の番付の兼ね合いで十両昇進は見送られた。
デビュー場所で全勝優勝を成し遂げた“令和の怪物”は新十両昇進なるか。場所後の番付編成会議(25日)に期待が高まる。
【落合プロフィール】
2003(平成15)年8月22日生まれ。鳥取県・倉吉市出身。
179cm、156kg、太ももの太さは86cm。サッカー大好き少年だったが、小学4年時に相撲大会に出場し優勝。好きな食べ物はハンバーグ。














