市販薬と成分がほぼ同じ、「OTC類似薬」の自己負担上乗せが来年3月から始まるなか、厚生労働省の検討会は、がん患者や長期の使用が必要な患者を追加負担の対象から除外することを盛り込んだ、中間のとりまとめを行いました。

「OTC類似薬」は、医師の処方箋が必要ですが、市販薬と成分などがほぼ同じ薬で、来年3月から、77成分、1042品目を対象に、薬剤費の25%が料金に上乗せされます。

追加負担の対象には、解熱鎮痛剤の「ロキソニン」や保湿剤の「ヒルドイドゲル」、抗アレルギー薬「アレグラ」などが含まれています。きょう(5日)、具体的な制度を決めていく厚労省の検討会が開かれ、がんや難病患者、入院患者、長期の使用が必要な患者などについては、追加負担を求めないとする中間のとりまとめを行いました。

中間のとりまとめには、がん患者について、がんの治療や副作用のために処方する薬に限って、追加負担の対象から外すとし、がんと直接関係ない症状などは追加負担の対象とすることが盛り込まれています。

長期の使用が必要な患者については、追加負担の対象外の要件として、飲み薬の場合、処方される日数が1年間でおおむね50週が長期使用の目安、湿布や塗り薬などの場合、慢性疾患などで医師が継続して使用することを指示していることなどとしています。

ほかにも、妊婦や子どもも追加負担の対象外としていて、厚労省は秋ごろに具体的な制度を取りまとめる方針です。