第175回芥川賞・直木賞の受賞作品が発表されました。芥川賞には小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』、直木賞には朝倉かすみさんの『けんぐゎい』が選ばれました。
第175回芥川賞は、小砂川チトさんの『ゾンビ回収婦』に決まりました。
この作品は、AIの普及した世界で職を失った女性が、仮想現実の世界にトリップし、殺されたゾンビを回収する「ゾンビ回収婦」として働き始める物語です。
小砂川さんは岩手県盛岡市生まれの36歳で、芥川賞には2022年の『家庭用安心坑夫』、2023年の『猿の戴冠式』に続き3回目のノミネートでの受賞となりました。
また、第175回直木賞は、朝倉かすみさんの『けんぐゎい』に決まりました。
この作品は、幼くして父親を亡くし手習師匠の手伝いに出された主人公が、師匠の養子に意に反して妊娠させられたものの、ある女性医師との出会いをきっかけに自我に目覚め、「女の生」と向き合う姿を描いた時代小説です。
朝倉さんは北海道生まれの65歳で、直木賞には2019年の『平場の月』、おととし(2024年)の『よむよむかたる』に続き、3回目のノミネートでの受賞となりました。
今回、直木賞の候補作として、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんの初小説『青天』もノミネートされていましたが、受賞とはなりませんでした。
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