今、トランプ大統領に振り回されているのが軍事同盟のNATO。アメリカを繋ぎ止めようと、ヨーロッパ諸国はこぞって防衛費の増額をアピールしていますが、日本も他人事ではなさそうです。
「支援を断られた」トランプ氏、NATOに恨み節 名指しで非難
7月4日、建国250年を迎えたアメリカ。トランプ大統領が「史上最大」と呼んだ85万発の花火が、ワシントンの空を彩りました。

トランプ大統領
「250年間、アメリカは世界中の国々にとって、希望、約束、光、栄光であり続けてきた。世界中の国々が我々のようになろうと努めているが、誰も私たちのようにはなれない。かつてなく強く、自由で、豊かで、安全で、誇り高い」
「アメリカはかつてなく強い」と豪語したトランプ氏。
勢いそのまま乗り込んだのが、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議です。到着早々、飛び出したのはNATOへの恨み節でした。
トランプ大統領
「NATOがアメリカのために喜んで何かしてくれるかと思ったが、そうではなかった」

背景にあるのが、今回のイラン攻撃を巡るNATO各国への不満。
ホルムズ海峡への艦艇派遣などの「支援を断られた」として、イギリスやフランス、ドイツなどを名指しで非難したのです。
とりわけ、ルッテ事務総長との会談でやり玉に挙げたのは、自国の領空通過や基地使用を拒否したスペインでした。

トランプ大統領
「スペインには何にも同意しないし、彼らを守らなくていい」
「スペインとは一切取引したくない、いいか?」
ベッセント財務長官
「承知しました」
トランプ大統領
「スペインと、話すことすらするな。救いようがない。マルク(ルッテ事務総長)、一言いってくれ」
これに、ルッテ事務総長は…

ルッテ事務総長
「大統領、ありがとうございます。イランについてですが、核能力を低下させたことは、ヨーロッパにとっても極めて重要です」
何とかトランプ氏の協力を得ようと、懸命の気遣いを見せるNATO。その理由は、ヨーロッパがおかれた厳しい現実です。














