宮城県富谷市の職員が、建設会社の元社長に便宜を図った見返りに接待を受けたとして起訴された事件を受け、7月9日、富谷市は研修会を開き、職員に対してコンプライアンスの徹底が呼びかけました。

富谷市役所で9日開かれた研修会には、職員約70人が参加しました。
このなかでは市の顧問弁護士が他の自治体で起きた贈収賄事件を挙げ、職員ひとりひとりがコンプライアンスを徹底することが必要だと訴えました。

杜協同法律事務所・佐藤 裕一・弁護士:
「親しくなるならちゃんと節度を守ってもってやれるかということ。エスカレートして癒着になって今回みたいに犯罪を生む構造になると、そこを理解してやはり一線を引くことが必要」

また、建設担当職員と建設業者の間に癒着構造がありうるとして、それを前提とした制度設計を呼びかけました。この研修会は、富谷市産業観光課の課長補佐の男が市の地域活性化事業を巡り、建設会社の社長だった男に市への提案機会を設けるなどの便宜を図った見返りに、飲食などの接待を受けたとして起訴された事件を受け開かれました。

参加した職員:
「業者らと関わる機会は職員として多い。どういうリスクがあるのか細かく意識しながら職務にあたるべきと考えている」

富谷市・若生 裕俊・市長:
「倫理観をもってしっかりと(業者と)お付き合いをする。ひとりひとりが自覚する、気をつけるということ。誤解を招かないようにするのが最も大事」

研修会は360人の全職員を対象としていて、7月24日まで5回に分けて開かれます。