6月、宇和島湾で発生した大規模な赤潮によって、養殖現場では魚が大量に死ぬなどの被害が発生しました。

この先、海水温の上昇も懸念されていて、養殖業者は不安を募らせています。

(養殖業・赤松大輔さん)
「僕が帰ってきてから7年になるんですけど、(この規模は)初めての赤潮での被害。」

宇和島市吉田町で、マダイやスズキなどを養殖する赤松大輔さん。

6月、宇和島湾で発生した、有害なプランクトンによる大規模な赤潮の被害に悩まされています。

(赤松さん)
「出荷前のスズキが約500匹死んでしまった。魚に害がある赤潮は黒っぽい、緑黒かったり赤黒かったり茶色っぽかったり。」

県漁協吉田支所の管内では、6月16日からの5日間で、約30トンの魚が死んだということで、養殖業者は、プランクトンが少ない場所にいけすを移すなど、対応に追われたといいます。

魚がエサを消化するために、赤潮の中を動き回ると、死ぬ確率も高くなるということで、赤松さんはあえてエサを与えないなどの対策を講じました。

(赤松さん)
「今いちばん(魚が)成長する時期だが、3週間エサをとめてしまったので、3週間分ロスがでた。」

県によりますと、有害プランクトンによる赤潮被害は5年連続で、去年は県全体で約8000万円の損失が出ました。

今年の被害額は、さらに増える見込みです。

赤松さんは、これから訪れる猛暑による影響も危惧しています。

(赤松さん)
「水温が高いことに我慢できなくて魚が死ぬこともある。」

県は赤潮の調査を継続していて、最新の状況を確認しているということです。