2027年春に予定されている札幌市長選。現職の秋元市長が退任の意向を固める中、国政の与野党による対決の構図が浮かび上がってきました。
中道改革連合 荒井優前衆院議員
「おはようございます」
7月8日朝、若手経営者の勉強会に顔を出した中道改革連合の前・衆院議員、荒井優氏。
2027年春の札幌市長選で主要候補の一人になるとみられています。関係者によりますと、すでに一部の支援者らに立候補の意向を伝えたということです。
中道改革連合 荒井優前衆院議員
「(Q立候補の意向を固めたと…)(校長を務めていた)新陽高校の野球の応援に行かないといけない、ごめんなさい。改めて事務所から連絡すると思うのでよろしくお願いします」
3日前に開かれた立憲民主党の定期大会。中道の前衆院議員が居並ぶ中、荒井氏の姿はありませんでした。関係者によりますと荒井氏は早ければ7月13日に中道を離党し、現職の秋元市長が進退を明らかにするのを待って、9月にも無所属での出馬を表明するとみられます。

立憲民主党道連幹部
「荒井氏はもともと保守寄りの考え方を持っている。立憲・中道の党派色を弱め、幅広い支援を呼びかけるねらいがあるのだろう」
一方、こちらは札幌市役所を臨むビル。6月、いち早く市長選への立候補を表明したITシステム開発会社社長の入澤拓也氏です。
エコモット社長 入澤拓也氏
「(Q札幌市は可能性ありますか?)ありますよ。可能性しかないんじゃないですか。インバウンドもたくさん来るし」
ロードヒーティングの遠隔監視システムなどを開発する会社の社長で、札幌市の最高デジタル責任者の補佐官も務めていました。
エコモット社長 入澤拓也氏
「秋元市長がこれまでやってきたことに敬意を抱いているし、民間の力とテクノロジーを加えていきたい、基本路線は秋元市長がやってきたことを踏襲したい」
スローガンは経営者らしく「経済を大きく、あしたに安心を」。同じく経済界にパイプがあるとされる荒井氏と、政策面で違いを打ち出したい考えです。
エコモット社長 入澤拓也氏
「(荒井氏が)どんなビジョンを出されるのかな。私はこう、荒井さんはこう、とある程度「色」があると思いますので、有権者の皆さんのご判断かなと」
取材に基づいて現在の状況を整理すると、荒井氏は中道や立憲などの野党が支援に回るとみられています。一方、入澤氏は自民党に支援を求める考えですが、自民党の札幌市支部連合会は独自候補の擁立を決定。
7月中に選考委員会を発足させ、8月中をめどに人選を進める考えです。札幌市長選では2003年の上田文雄氏、2015年の秋元克広氏と、いずれも旧民主党系の候補が当選し、自民党出身の市長は20年以上誕生していません。それでも、自民党札連の関係者は道都のトップ奪還に自信を示します。
自民党札連関係者
「衆院選で景色が変った。これだけ大勝できるなら独自候補もいけると主戦論が高まった」
HBC選挙解説の宮本 融教授は自民党の支持率が今後のカギになるとみています。
北海道文教大(HBC選挙解説)宮本 融教授
「(衆院選後の)地方選挙の成績が非常によくない。高市さん個人は人気があるが、自民党支持率は岸田政権ぐらいのレベルまでしか回復していない」
国政与野党による対決の構図も見えてきた札幌市長選。今後、候補者の擁立も含め、水面下の駆け引きが激しさを増しそうです。














