新潟市西区の海で6月29日、高校生1人が死亡した水難事故を受け、専門家が8日、現場の調査を行いました。死亡した高校生が流された先は、遊んでいた場所から2メートル以上深くなる場所でした。

【6月29日の記者リポート】
「新潟市西区の現場です。消防に警察、上空にはヘリコプターも飛んでいてあたりは騒然としています」


6月29日、新潟市西区上新栄町で発生した水難事故。
高校生6人が歩いて消波ブロックに渡り、浜に戻る際に西側に流されて、1人の行方が分からなくなりました。


行方不明となった高校生は、通報からおよそ3時間後に、水深およそ3メートルの海底で発見されましたが死亡しました。
死因は溺死でした。

調査のため現場に入ったのは、長岡技術科学大学の犬飼直之准教授です。
2メートルの棒を持って海に入り、まずは高校生が歩いていた場所の水深を測ります。

事故当時の上空からの写真です。

消波ブロックまでの距離は、砂浜からおよそ50メートル。
沖に向かうにつれて水深は徐々に深くなりますが、犬飼准教授の調査によりますと、最も深い地点でも1メートル60センチの水深でした。

しかし、高校生が流された方向に50メートルほど移動すると…

水深は一気に深くなり、2メートル35センチに。
さらに高校生が発見された場所付近では、水深3メートル40センチでした。

【長岡技術科学大学 犬飼直之准教授】
「急に深くなって足が届かなくなる。ただそこで戻ろうとするけども、今度は沖向きの流れが発生してますので、中々戻りにくい。さらに左右から波が入ってきて水面がバタバタ荒れるということで、この3つの条件で特に厳しい条件だったんじゃないかなと」

これから迎える夏のレジャーシーズン。
犬飼准教授は海で遊ぶ際は監視員がいる場所を選んでほしいとしています。