「二次的な傷つき」減らす働きかけ
藤川さんは、うつ病のため仕事への復帰に非常に苦労されました。そして星野さんは、3回の流産・死産を経験。職場に妊娠を伝えていない段階だった当時を振り返り「妊娠していました、流産しました、休みます」と3つ同時に上司に報告したといいます。
こうした自身の経験から立ち上げた「iKizuku(イキヅク)」。そのいきさつについて、星野さんに伺いました。
職場とか社会でも、無事産めた人に対する支援だとか、仕事と育児の両立支援っていうことはたくさんあるのに、無事に産めなかった場合はそこからスポっと落ちてしまうような感覚を持っていて、そういった人たちに対しての光が当たってもいいという思いを持っていました。その時に藤川とオンライン上で同じような悩みを持っている仲間として繋がりまして、こういった働く女性の流産・死産に対する取組をしている団体がないということでなければ私たちで作ろうということで立ち上げました(星野よしみさん)
星野さんが言っていた「産めなかった人」についてですが、心身のダメージを抱えていることを、職場の認知がない事による配慮不足でうまく社会復帰できなかったりする例も多くあるといいます。

小さな命を失う悲しみそのものは防げなくても、その後に社会や職場で受けるこうした「二次的な傷つき」は周りの理解によって減らせるはずだということで、イキヅクでは、座談会・勉強会の開催、SNSやホームページでの啓発活動などを行っています。イキヅクは設立から5周年。藤川さんにこれまでに働きかけをしてきて起きた変化を聞きました。
当時は厚生労働省、今は子ども家庭庁ですけれども、それまで流産・死産した働く女性が産後休業の対象ですよという情報が注記で小さく書かれているものをしっかりと明記してもらえるようになったというのは大きな変化かと思います(藤川なおさん)














