長崎県内では先週末まとまった雨が降りました。
佐世保市や大村市など水不足が心配された自治体にとって『恵みの雨』となったのでしょうか?

今月5日、佐世保市では南部の『下の原ダム』の貯水率が低下したとして、水道局内に渇水対策本部を設置。

南部地区の住民およそ7万5,000人に対し“節水”を呼びかけました。

気象台によりますと、佐世保市には3日間で75ミリの雨が降りましたが、ダムへの流れ込みは少なく、貯水率は“13日の51.4%”から“16日の55.5%”と4ポイントしか改善しませんでした。

このため佐世保市水道局では「このままでは給水制限も懸念される」として南部の住民に対し、引き続き食器洗いや風呂・洗濯などでの節水を呼びかけています。

一方、下の原ダムと同様に貯水率が下がっていた大村市の萱瀬ダムは貯水率が54.7%から80パーセントまで回復。
大村市上下水道局は当面水不足の恐れはなくなったとして、少雨対策本部を16日解散しました。