長崎県は7月3日、県内の調査対象となったブタから日本脳炎ウイルスへの感染を示す抗体が検出されたとして、「日本脳炎注意報」を発表しました。

夏本番を迎え、ウイルスを媒介する蚊が活発に活動する時期に入るため、県は特に幼児や高齢者に対して注意を呼びかけています。

調査のブタ1頭から「最近の感染」示す抗体を検出

長崎県では、人への感染リスクを把握するため、日本脳炎ウイルスの「増幅動物」とされるブタの感染状況を毎年6月から9月にかけて調査しています(計8回、各回10頭)。

今年度の第2回調査(6月24日採血)では、検査したブタ10頭のうち1頭から、最近、日本脳炎ウイルスに感染したことを示す抗体が検出されました。

日本脳炎ウイルスは、ブタの体内で増殖したウイルスを蚊(主にコガタアカイエカ)が吸血し、その蚊がヒトを刺すことでヒトに感染します。

発症すると高熱や頭痛、嘔吐などの症状が現れ、重症化すると意識障害やけいれんなどを起こします。

蚊が活発に活動する時期を迎えることから、県は3日、「日本脳炎注意報」を発表し──
・ワクチンの接種や
・長袖、長ズボンの着用
・虫よけスプレーの使用などで予防するよう呼びかけています。

長崎県内における過去の患者発生状況

県内では、去年と5年前に平戸市で、10年前には対馬市で患者の届け出がありました。