国会の空転状態が続く中、皇室典範の改正をめぐって与野党の対立が深まっています。対立の背景にあるのは「立法府の総意」を踏み越えた政府の改正案です。
麻生副総裁 皇室典範改正に強い決意
2日、麻生副総裁は自らの派閥で開かれた会合で強い決意を口にしました。

自民党 麻生太郎副総裁
「何としても今国会において、この皇室典範改正を成し遂げたい」
ただ、皇室典範の改正が実現するかはまったく見通せない状況です。議員定数削減法案などの審議を強行する与党に野党が反発し、国会が空転しているためです。

2日、自民党と中道改革連合の幹部は午前と午後の2回にわたって会談。自民党側は、皇室典範改正案の審議を最優先に進めたいと提案しましたが、野党側との折り合いはつきませんでした。

中道改革連合 階猛幹事長
「反対している2法案(定数削減法案・副首都法案)の採決を目指すというのでは、静謐な環境が整わず、皇室典範の議論はできないのではないか」
国会が停滞しているだけでなく、「皇室典範の改正」の中身をめぐっても与野党の溝は深まっています。減り続けている皇族の数をどう確保するか。これまで10回にわたり与野党の全体会議が開かれ、6月、「立法府の総意」がまとまりました。

とりまとめでは、「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ」案と、「旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える」案をいずれも了としています。
森衆院議長は、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案について、自らの認識をのぞかせました。














