さまざまな「家族のかたち」に注目した企画展が高知県香美市で開催されています。
この企画展は、訪れた人たちにさまざまな「家族のかたち」を感じてもらおうと、香美市立美術館が初めて開きました。会場には、県出身を含む約20人の作家たちが手がけた作品44点が展示されていて、それぞれが思い描く家族像が表現されています。

こちらの絵画では、作者の息子が、飼い犬や自然に囲まれながら庭で無邪気に遊んでいる“何気ない日常”が描かれています。しかし、表現されているのはそれだけではありません。作者の目線や主観が、画の色彩やタッチ、表情などに反映され、「家族のかたち」が見えてきます。

▼香美市立美術館 学芸員 小松サヤさん
「全体的に淡い優しい色合いで、細部に至るまで植物や虫、犬の表情もやわらかくて、幸せそうな顔をしている。今しかないこの時間を大事にしたい、この時間が続いてほしいという願いも感じられます」
抱きしめ合うこちらの親子をよく見てみると…。目や鼻、体全体がポジティブな言葉やネガティブな言葉の刺繍でできています。

▼香美市立美術館 学芸員 小松サヤさん
「お母さんが子どもを抱きしめている、包み込むようなあたたかい雰囲気が作品の特徴。マイナスなところもプラスなところも全部含めて抱擁しているような雰囲気も味わってもらえたら」
会場には明治から現代にわたって制作された作品が展示されていて、小松さんはその時代ごとの“家族像”を感じてほしいと話します。

▼香美市立美術館 学芸員 小松サヤさん
「それぞれ時代背景が違うので、それぞれ作品から感じられる家族の変わっていく姿、変わらない姿などを感じ取ってもらえたら。また、この作品を見て、自分の家族にも思いをはせてもらえたら」
この企画展は8月9日まで開かれていて、毎週日曜日には、館長や学芸員による作品の解説が行われます。














