物価の上昇が止まりません。去年12月の企業物価指数は、前の年の同じ月と比べて10.2%の上昇で、水準は9か月連続で過去最高を更新しました。

日銀が発表した企業の間の取引価格を示す先月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で119.5で、比較できる1980年以降の過去最高を9か月連続で更新しました。

上昇率も10.2%と大幅で、エネルギーや原材料の高騰により企業の間で値上げの動きが広がりました。

一方、債券市場では長期金利の指標となる10年物国債の利回りが0.51%をつけ、2営業日連続で日銀が上限とする0.5%を上回りました。

市場では、日銀があすからの金融政策決定会合で再び金利の上限を引き上げることなどへの警戒感が広がっています。