■MLB パドレス3ー15ドジャース(日本時間28日、ペトコ・パーク)

ドジャースの山本由伸(27)が敵地でのパドレス戦に今季15度目の先発登板し、6回、89球を投げて被安打5、奪三振4、四死球2、失点2(自責点2)で8勝目を挙げた。また、今季12度目のクオリティスタート(QS)。チームは1ー1の同点で迎えた6回に打者一巡の猛攻で一挙に9得点を挙げ、今季最多タイの15得点で快勝した。

試合後、山本は「調子はいつも通りくらいにはいい感覚で試合には入れて、初回をうまく抑えられたんですけど」と振り返る一方、5回の被弾については「そこからホームランのボールは少し高くて、少し真ん中に寄ってしまったので。相手が打ったのがすごいですけど、もう少しコースか高さがうまくいけば、フェンスの手前になっていたかなとは思いました」と反省を口にした。

打線は1ー1で迎えた6回に、一挙9得点を挙げて山本を強力援護。それでも「点差が離れた後もあまり気にすることなく、接戦の気持ちでマウンドに上がるように心掛けています」と冷静な姿勢は崩さなかった。

前回登板では調子が良くなかったスプリットには「先週よりは改善できて、何球かいいボールも投げられたんですけど」と手応え。その上で「ちょっとしたリリースの力感だったり、放し方だったり、軸足の乗せ方だったり。ちょっとしたことで変化球とか空振りになったり、ボールが前に飛んでしまったりという差になってしまうと思うので」と繊細な感覚も明かした。

山本は「勝っても負けても一緒ですし、やることは一緒。毎週、1週間区切りでどれだけ良くてもそこで一回切り替えて、また次の試合に向けて作り直すというそういう感じで1週間ずつ過ごしている」と勝敗に左右されず、準備を重ねる姿勢を強調した。

さらに現在開催されている“FIFAワールドカップ2026”についても言及。「僕の英語の先生とか調理師さんとかがもともとサッカーしていた方なので、いろいろ教えてもらいながら。次にブラジルと当たるということなので、できれば観戦したいなと思いますし、優勝を期待しています」と侍ジャパンで日の丸を背負った山本が、サッカー日本代表へエールを送った。

指揮官のD.ロバーツ監督(53)は「山本はいつも通り素晴らしい投球だった。6回で降板させて、そのままリリーフ陣につなげられたのも良かった」と評価。続けて「スプリットが非常に良かった。ストレートのコントロールも素晴らしかった。6回は少し慎重になりすぎたかなとは思った。大量リードがあったので、カットボールやスプリットを多く使ってカウントを悪くしてしまった。でも最初の5イニングは本当に完璧に近い内容だったし、全体として非常に素晴らしい登板だった」と細かな課題にも触れつつ、エース右腕のさらなるパフォーマンスに期待を寄せた。