来週末からゴールデンウィークに入ります。4月29日からの3日間と5月3日からの3日間が連休となっていますが5月2日と6日を休みにすると最大で10連休になります。
この連休をみなさんはどう過ごすのか、県内の傾向を探ります。

コロナ禍で迎える大型連休も3年目。過去2年は外出を控える傾向が目立ち、県内の主要な観光地もコロナ前に比べると閑散としていました。

では、ことしの大型連休を県民はどう過ごすのでしょうか。まずは県内の旅行代理店に予約状況を聞きました。

【旅行会社】
ニュージャパントラベル 松田隆社長:「個人客は去年と比べると数字的には倍くらいの申し込みはありますけど、コロナ前比べると30パーセントくらいという感じですね、非常に厳しいことはまだ厳しいですね」

若干の回復傾向にあるものの、依然として感染防止の観点から連休期間中は近場で楽しもうと考える人が多いかもしれないといいます。

ニュージャパントラベル 松田隆社長:「皆さんやっぱり旅行に行きたい、いろんな所に行きたいというのは、すべての年代の方からひしひしとわれわれも感じますので、(コロナが)ある程度落ち着けば一気に動くという期待は持っています」

では、実際に県民はゴールデンウィークをどう過ごすのでしょうか。

加賀谷悠羽記者:「ことしは最大10連休となるゴールデンウィーク、皆さんの予定を聞いてみたいと思います」

女性:「私は家族でバーベキューとか予定があります、もう普通に実家の庭でバーベキューやろうってなって」
女性:「とりあえずいまは何も予定たててないのですけど、近場で何かイベントがあったら参加しようかなくらい」
女性:「ゴールデンウィークはどこに行く予定もなくて、誰か来てくれるのを待ってる」

コロナ禍もあり県外への外出を控えようという人が多いなか、断トツの人気を誇っていたのは…

女性:「行きたいのはチューリップフェアとか」
女性:「チューリップまつりは行きたいなと思っています」
女性:「チューリップフェアは行きたいなと思っています」
女性:「この子がまだ7か月なのでお花とか見せてあげたいなと思って」

【資料映像】
22日開幕する「となみチューリップフェア」。とやまの春を彩る毎年恒例のイベントを真っ先に挙げる県民が多く、ほかにも立山黒部アルペンルートといった近場で手軽に楽しめる観光スポットが人気を集めていました。

さらにコロナ禍で人気を伸ばしているあのレジャーも。

男性:「キャンプとか興味があって、できていないのですけど周りにも結構キャンプされている方がいるので、見てるといいなと思うし、よく動画とかで見て憧れるんですけど」
男性:「バーベキューとかしてみたいんですけど、キャンプセット持ってないんで」

【閑乗寺公園・キャンプ場】
加賀谷記者:「ここ閑乗寺公園も人気のキャンプスポットとしていま注目を集めています」

南砺市の閑乗寺公園は元スキー場の名残りのなだらかな芝生の斜面が特徴で、大自然に囲まれた公園内にキャンプ場を用意。砺波平野を一望しながら楽しめるのが人気の理由です。

男性:「友人とキャンプしようかということで、僕は3、4回は来たことがあるのですけど」
男性:「ひとりになる時間が欲しいので静かに過ごしたいと思ってキャンプ好きなので」
男性:「一人でソロキャンプ、コロナがきっかけではあるのですけど、人ごみ避けて自然に癒やされたいです」

このキャンプ場ではゴールデンウィーク期間中、一日で最大95組が利用可能です。すでに予約が殺到しているということです。

閑乗寺公園指定管理者 楠則夫会長:「これが予約のシステムです、たぶん1か月以上前に(予約は)埋まっていたと思います」

ゴールデンウィークの10日間予約率は現在95パーセントまでに。すでにキャンセル待ちの人気ぶりです。

閑乗寺公園指定管理者 楠則夫会長:「ここ2年ほどで(キャンプする人が)急増しているのは事実ですね。まさにもう密は避けられるし、マスクして来られるけども正直なところ、なんでマスク必要なのというくらいに間隔というか広く空いてますから」

まもなくやってくるゴールデンウィーク。これまで外出を控えてきた人も多い中、ことしは近場で手軽な観光スポットが人気を集めそうです。