75歳以上の運転者のうち、一定の交通違反をしたことのある人が運転免許を更新する際に受けなければならない運転技能検査を受検した人は、受検の必要がなかった同じ世代の人に比べて、事故件数がおよそ3倍だったと警察庁が公表しました。

運転技能検査は2022年5月から導入され、75歳以上の運転者のうち、「信号無視」や「一時不停止」などの交通違反をしたことのある人が運転免許を更新する際に受けなければならないものです。

運転免許試験場や指定された自動車教習所で実施され、一時停止や速度制限など交通ルールが守られているかを確認します。

合格した場合には75歳以上で違反のない人が運転免許を更新するときと同じ流れに移行できます。

昨年の受験者は15万6513人で、合格率は93%だったということです。

警察庁が運転技能検査を受けた人と受ける必要がなかった人のその後の2年間の交通事故や違反の発生状況を追跡調査したところ、事故の件数が運転技能検査を受けた人は受検の必要がなかった人に比べて、およそ3倍だったと公表しました。

警察庁は運転の技能が低下している人も検査に合格して免許が更新されている可能性があるとして、検査の内容などの見直しを検討していくということです。

自動車教習所の関係者などで構成する有識者検討会を立ち上げ、今年8月をめどに報告書をまとめるとしています。