円安は、様々なものの価格高騰につながっています。およそ39年ぶりという安値水準が迫る中、宮崎県内のスーパーでは、輸入食品の値上がりで仕入れることができなくなった商品が出始めるなど、影響が広がっています。
多くの輸入食品を扱う宮崎市のスーパー。
円安の影響もあり、様々な商品が値上がりしていて、中でも、オリーブオイルの値段は、3年前に比べ2倍に・・・
買い物客は…
(買い物客)
「我慢する。安いものを大量に買って味付けしたり、手を加えて、冷凍庫に入れて食べる」
「やっぱり高くなったように思う」
「輸入肉が高くなっているから国産とあまり変わらない感じがする」
輸入牛肉は、1年ほど前から値上がりしていて、オーストラリア産の価格は、およそ7割上昇。
円安による価格高騰は、欧米産の商品だけではありません。
(三浦功将記者)
「かつては東南アジアに対して強かった円ですが現在は弱まりを見せています。こちらに集まっている東南アジアの調味料などの商品すべてが2年前と比べると倍ほどの値段になっているということです」
東南アジア産のココナッツミルクやカレーペーストなどは、2年ほど前から値上げが続き、以前に比べ、価格が5割ほど上昇しています。
(ハツトリ―第二商品部 馬場伸吾さん)
「今まで売れていたものが、値段の影響で売れなくなったというのはたくさんありますので…」
さらに、影響は、値上げだけにとどまりません。
このスーパーで扱う輸入食品は、去年の夏まではおよそ500アイテムありましたが…
(ハツトリ―第二商品部 馬場伸吾さん)
「もともと商社が輸入をしない商品も増えていて、約300アイテムくらいはなくなったという状況になっている」
円安の影響で、値上がりしたため、商社が扱わなくなった商品も相次いでいるといいます。
輸入食品が、半分以下に減る中、店側は、国産に切り替えるなどの対応に追われています。
(ハツトリ―第二商品部 馬場伸吾さん)
「ジャムとかは、同じように国産のものに全部切り替えていくという形で商品を変えている」
円安は、畜産農家にとっても逆風になっています。
(延岡支社 田尻怜也記者)
「円安の影響などで、こうした配合飼料も値上がりしていて、家畜農家に打撃を与えています」
(和牛繁殖農家 新名 浩さん)
「毎回、仕入れるたびに高いなと思う」
日向市で和牛の繁殖農家を営む新名浩さん。
新名さんは、現在、あわせて17頭を飼育していますが、生産コストの半分をエサ代が占め、毎週300キロの配合飼料を仕入れています。
すでに値上がりが続いている配合飼料。
JA全農によりますと、来月から9月までの出荷価格は、円安の影響もあり、1トン当たり、さらに3700円引き上げられます。
価格高騰を受け、新名さんは、別の安い飼料への変更も検討しましたが、品質への影響を考え、具体的な対策が見いだせずにいます。
(和牛繁殖農家 新名浩さん)
「今のところは現状でいかないと、牛の成長もあるし、そこまでは考えづらい。どこを削ればいいのか」
歴史的水準に迫る円安。県民の間にも不安が広がっています。
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