熊本県の阿蘇山できょう(6月21日)朝から火山活動が高まっているとして、気象台が臨時の解説情報を出して、今後の情報に注意を呼びかけています。

今後、火山活動が高まった場合は、噴火警戒レベルを現在の「1」から火口周辺規制の「2」に引き上げる可能性もあるとしています。

福岡管区気象台によりますと、阿蘇山の中岳西山腹の観測点では、きょう(6月21日)午前8時55分ごろから、火山性微動の振幅が大きくなり、1分あたりの平均振幅は2.5マイクロメートル毎秒程度で推移しています。

そのため同気象台は臨時の解説情報を出し、「今後、火山活動が高まった場合は、噴火警戒レベルを『2』の火口周辺規制に引き上げる可能性がある」として、今後の情報に注意を呼びかけています。

また火口では土砂や火山灰が噴き出る可能性があり、火口付近でも火山ガスに注意を呼びかけていて、地元自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないように求めています。

こうした状況を受け、気象庁の機動調査班の職員が派遣され、火山ガスの観測を始めるということです。

なお火口見学については、今年1月に起きた遊覧ヘリコプター事故の捜索のため、今年1月22日から規制されています。

一方、今月15日には、警察から委託を受けた建設会社などが火口周辺エリアに入り、遊覧ヘリコプターの機体などを引き上げるための準備を始めましたが、熊本県警阿蘇警察署によりますと、こうした情報を受けて、建設会社の関係者たちは火口周辺エリアから避難したということです。