広島と長崎で原爆放射線の健康影響を調査している放射線影響研究所=放影研が、被爆者とその子どもを対象とした「トリオゲノム研究」の進捗などを説明しました。

これは17日から2日間、長崎研究所で開かれた放影研の意思決定機関・評議員会後の会見で説明されたものです。

去年12月に始まった「トリオゲノム研究」は両親と子どもの3人を一組とし、少なくとも一方の親が高線量被ばくした集団と両親ともに低線量被ばくの集団のDNAを解析。

親が受けた放射線量によって、子どもに生じるDNAの変異数に差があるか調べます。

約5年をかけ580組のDNAを解析する計画で、現在そのうち30組を解析中だということです。

放影研の神谷研二理事長は「今回の調査研究によって、より詳細なゲノムに対する放射線の影響が明らかになれば」と話していました。

放影研は今年8月に長崎・広島で施設の一般公開を予定していて、そこでトリオゲノム研究の暫定的な解析報告を行う予定です。