アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に正式に署名しました。14項目からなる覚書にはイラン寄りの内容も目立ちます。
アメリカ トランプ大統領
「署名した。ベルサイユで署名した」
フランス・パリ近郊のベルサイユ宮殿で、イランとの戦闘終結に向けた覚書に署名したトランプ大統領。
そして、イラン側も…
イラン外務省 バガイ報道官
「覚書は双方の署名を経て、正式に成立し、最終確定した」
ペゼシュキアン大統領が署名する様子を公開。覚書が正式に発効したと明らかにしました。
全14項目からなる覚書。どういった内容なのでしょうか。
アメリカ側が明らかにした全文によると、両国はレバノンを含むすべての戦闘を終結。最大60日の交渉期間中に最終合意を目指すとしています。
焦点となっていた核問題については…
覚書 (アメリカ側公表)
「イランが核兵器を調達、または開発しないことを改めて表明する」
イランが核開発を放棄するとしたうえで、貯蔵している高濃縮ウランを現地で希釈、処分するということです。ただ、トランプ氏が求めていたアメリカへの引き渡しは明記されていません。
一方、ホルムズ海峡に関しては、署名後60日間、イランが商船に対し、無償で安全な航行が出来るよう努めるとしたほか、アメリカ軍による封鎖措置は30日以内に終了するとしています。そして、イランが合意を履行すれば、資産の凍結を解除することも盛り込まれました。
“イラン寄り”ともいえる内容が目立つ覚書。これにトランプ氏は…
アメリカ トランプ大統領
「すべての国がイランとの合意を歓迎する声明を出している。彼らは戦闘の終了を望んでいた」
「ここまで来るのは簡単ではなかった」
イランとの戦闘終結に向けた覚書に署名する際、こう心境を漏らしたトランプ氏。今後60日間で最終合意を目指すとしていますが、その先行きは見通せません。
ホルムズ海峡をめぐっても、アメリカが通航料なしでの航行を主張しているのに対し、イラン外務省は18日、「サービス料を受け取る」と改めて強調しました。
いまなお立場には隔たりがうかがえ、今後も難しい交渉が続くことになります。
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