危険運転致死傷などの罪に問われている女。事故の後はじめて「てんかんがある」と認識したと話しました。

起訴状によりますと西馬淳子被告(56)は2021年7月、てんかんの影響で正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で車を運転。和歌山市の橋の上でてんかんの発作による意識障害の状態に陥り玉突き事故を起こし、対向車線にはみだして原付バイクにぶつかり、バイクに乗っていた竹田汐里さん(当時22)を死亡させたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。

和歌山地検は西馬被告を一度不起訴としましたが、遺族が検察審査会に申し立て、「不起訴不当」と議決されたため、再捜査を経て起訴されました。

6月1日に行われた初公判で西馬被告は、事故を起こしたこと自体は認めましたが…

(西馬淳子被告)「自分はてんかんではないと思っていた。運転しているときに意識障害が起きるとは思っていなかった」

弁護側は無罪を主張しました。一方、検察側は「2019年に被告は意識障害を伴うけいれん発作を起こし、医師はてんかんによるものだとして車の運転をしてはいけないと伝えていた。被告は事故の直後、同乗していた姉の問いかけに対し『てんかんよ』と答えた」となどと指摘していました。

18日行われた被告人質問で西馬被告は弁護側から「医師からてんかんがあることや自動車を運転してはならないことを聞いていたか」と問われると、「聞いていません」と答え、事故の後に受けた鑑定の結果ではじめててんかんがあると認識したと話しました。一方で、遺族に対しては「本当にこの場を借りて謝りたい」などと話しました。

次回の裁判は、9月に行われる予定です。