届いたオファー、闘病中の肌の悩みを形に
商品誕生の裏には、アンナさんを富山から支え続けた、一人の女性の姿がありました。
エステサロンを経営する、笠野智有さんです。

笠野さんはおととし10月、乳がんを公表したばかりのアンナさんに、乳がん啓発イベントへの出演をオファーしました。
これが、アンナさんにとって乳がん公表後、初めての仕事でした。

梅宮アンナさん
「私ががんになって、初めて(仕事を)お願いしますって言われたのが富山なんです。それがそのとき、すごくうれしくて。やっぱり病気っていうと、引いちゃう人もいるし、離れていく人もいる。その中で声をかけてもらったのが励みになりました」
病気を公表したことで、それまでとは人との関わり方が変わったと感じることもあったというアンナさん。
それだけに、富山からの一通の連絡は大きな支えとなりました。

おととし乳がんと診断され、抗がん剤治療や右胸の全摘出手術を経験したアンナさん。
治療中は放射線治療による乾燥や肌荒れに悩まされました。
そんな悩みを笠野さんに打ち明けたことが、今回の商品開発のきっかけでした。

サロンチアリス 笠野智有さん
「闘病中の抗がん剤治療のときに、『すごく肌がカサカサする』とおっしゃっていて。保湿保湿と。『ボディーローションを作りたい』と私に声をかけていただいたのがきっかけです」

去年9月、笠野さんとアンナさんは富山の医薬品製造を手掛けるヘルスケアカンパニー「MAE」を訪れ、試行錯誤を重ねていました。
アンナさんは、自身が治療中に「欲しかった」と感じた商品像を担当者に伝えました。

梅宮アンナさん
「がんになったことによって、皮膚が弱くなっちゃったのかなって。抗がん剤治療中は怖くて何も使えませんでした。自分でプロデュースするローションは保湿とか、かゆみに効くようなもの良いかな」

株式会社MAE 大田彩夏さん
「『グリセリルグルコシド』という保湿成分があって、肌の潤いやバリア機能をマルチにサポートしてくれます」

目指したのは、自らの経験を元にした「誰かにそっと寄り添えるスキンケア」です。
構想から1年。
アンナさんの思いを形にしたい。その一心で商品づくりを進めてきた笠野さんは、完成した商品への思いをこう語ります。
笠野智有さん
「アンナさんに富山で作りたいって、富山県を選んでいただけたことがうれしくて。アンナさんの思いと私の思いが、皆さんのお手元に届いてくれたらと思います」














