成虫はどんな姿に?
──幼虫は白い小さな花のようにも見えますが、成虫になるとどうなりますか。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「幼虫は真っ白でもこもこした姿、成虫になるとよっぽどきれいな…、と思いきや成虫になると印象は大きく変わります。
体長はおよそ10~16mmくらい。全体的に茶褐色で、樹皮にとまると保護色となり、意外と目立ちません」
(東洋産業 大野竜徳さん
「べったり羽を広げたその姿から、小さな目立たないガと間違えられて相談をいただくこともあります。
(※大野さんは害虫駆除の専門家です)
幼虫の奇抜な姿を知っていると少し拍子抜けしますが、よく見ると繊細な編み笠模様、なかなか味わい深い昆虫です」
(東洋産業 大野竜徳さん)
「また、日本にはもともと、そっくりなアミガサハゴロモがいます。実はチュウゴクアミガサハゴロモの幼虫が身につけている白いロウ状物質は、ハゴロモ科の仲間では珍しいものではありません。
日本にも昔からいるベッコウハゴロモやアオバハゴロモの幼虫も、同じような白いロウ物質をまといます。
チュウゴクアミガサハゴロモのモコモコは外来種だから特別なのではなく、ハゴロモの仲間が長い進化の中で身につけた共通の特徴です。
そう考えると、この不思議な姿も数千万年にわたる進化の結果なのかもしれません」














