ツキノワグマの出没増加を受け、東京都はこれまで禁止してきたクマの狩猟について、来年度から解禁する方針を明らかにしました。

東京都は2008年度から、都内に生息するツキノワグマの絶滅を防ぐために「狩猟」を禁止しています。

しかし、今年4月、八王子市に住宅や学校の近くでクマが確認されたほか、先月には奥多摩町で登山中の男性がクマに襲われ重傷を負うなど出没が相次いでいて、都による推計でもツキノワグマは増加傾向にあります。

こうした状況を受け、都は来年度、ツキノワグマの狩猟を解禁する方針を明らかにしました。今年度、新たに作るクマの「管理計画」に詳細を定める予定で、狩猟が解禁されればおよそ20年ぶりのこととなります。

狩猟を行うハンターについては一定のルールを定め、山林での講習も行う方針です。

一方で、自治体の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」は、去年から全国一律で認められていますが、都内での適用例はありません。

都は今後、AIを使ったクマの侵入検知など、民間企業の技術も生かしたクマの出没対策にも取り組むとしています。