東京消防庁は救急隊への妨害行為が相次いでいるとして、きょう(16日)、5年間の被害件数と具体的な事例を再現した動画を公表しました。
東京消防庁がきょう、SNS上に公表した救急隊員への妨害事例の動画では、救護されていた男性が突然起き上がり、隊員に殴りかかる様子などが再現されています。
先月(5月)には、屋外で倒れていた急病人が救急隊に処置を受けていた際に「ナイフで刺すぞ、街を歩けなくさせるぞ」などと脅したうえ、殴る蹴るなどの暴行を加え、さらに制止に入った別の隊員にも暴行を加えて、救急隊員2人が顔から出血するなどの大けがをして病院に運ばれたということです。
暴行を加えた急病人は駆けつけた警察官に現行犯逮捕されましたが、救急隊はこの妨害行為のため、およそ5時間にわたって活動ができなくなり、新たに救急隊4隊が現場に駆けつける事態になったということです。
東京消防庁によりますと、こうした救急隊員に対する暴力や暴言などの妨害行為は2021年から去年(2025年)までの5年間にあわせて107件に上っていて、今年に入ってからは既に去年の同じ時期を上回る15件の被害が確認されているということです。
東京消防庁は、「隊員に身体的・精神的な苦痛を与える事態は断じて容認できません」「法的措置も辞さず、毅然と対応してまいります」としていて、救急活動への協力を呼びかけています。
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