現場で消防隊はどう対応する?

“異臭騒ぎ”があった場合、消防はどう対応するのか。消防庁のマニュアルなどを参考に紹介します。

まず、装備は「ガス検知器」というものをレスキュー隊などが持っていきます。成分までは分からないそうですが、有毒かどうかが分かる検知器です。

そして、「化学防護服」に身を包み「ボンベ」などを背負うということですが、ここから「ゾーニング」というエリアの区分けをするそうです。「ホット」「ウォーム」「コールド」と分けられており、ホットゾーンが一番危険です。異臭騒ぎなどが起きている現場が「ホット」、次に危険なエリアが「ウォーム」、安全なエリアが「コールド」。

「ホットゾーン」では、危険の排除、倒れている人がいれば救助。ここでは一時的な救助で、ここから救急車で搬送されることは、ほぼありません。危険な薬品などが服や体に付着していた場合、すぐ搬送すると救急車内や病院内で二次感染があるので、すぐに「ウォームゾーン」に移動し除染を行うということです。

過去の事例では、被災者は簡易テントの中で全て服を脱ぎ、全身に水をかけられて除染。貸し出されたポンチョなどを着て「コールドゾーン」へ移動。その後、情報収集や救急車で搬送されるケースがほとんどだそうです。

手順については、発端は「地下鉄サリン事件」。そこから、いろいろなマニュアルができたそうです。

異臭の事件・事故というのは、あってはならないことですが、万が一巻き込まれた時の心構えとして、こういったものを頭に入れておいてください。