スポーツ指導を “学校” が担う「日本の部活動」は世界的に見ると特異な形態ー。現状を痛烈に批判する大峰さんですが、彼自身は、トライアスロンで日本選手権に出場した経験を持つ元アスリートです。

大学では水泳部とトライアスロン部の監督を務め、「スポーツ好き」を自称します。

大峰教授
「(スポーツは)好きなんですが、それとは別に、しっかりとした事実を見つけていかないと、スポーツは良くならない。事実を見た上で、皆さんと考えていきたい」

称賛も非難も過度に集める スポーツの光と影

時に大きな熱狂と称賛の的となるスポーツ。一方で、強豪チームのハラスメント問題などが露呈すると、指導者や選手個人に対する過剰なバッシングがネット上にあふれます。

果たしてそれらの問題は当事者個人だけに原因があるのか? 大峰教授はこう訴えます。

大峰教授
「人の罪とか罰は大事なんですけども、そうさせる構造的なスポーツの特質をしっかり歴史的にも理解しておかないと。“スポーツはきれい” というの(理解)が今までの傾向だと思うんです」

「いや、本にも書いたんですけど、そんな上等なものじゃないと。(批判を)人だけに向かわせない、“スポーツそのもの” を皆さんで考えていきませんか、というところが大きな執筆のきっかけになりました」