東京都は新型コロナについて、最新の感染状況を分析するモニタリング会議を開き、オミクロン株の新たな変異ウイルスでアメリカで急増しているXBB.1.5が都内で15件確認されたと明らかにしました。

会議では新規感染者の7日間平均が1週間前のおよそ1.3倍と大きく増加し、年末前の水準に近付いていると分析されました。

また、オミクロン株の新たな変異ウイルスでアメリカで急増しているXBB.1.5について、都が実施したウイルスのゲノム解析で都内で先月15件確認されたと明らかにしました。

専門家によりますと、XBB.1.5はアメリカ北東部で7割を占め、免疫をすり抜ける可能性が高く、感染力が強いとされています。

医療提供体制については一般救急も含め、搬送先が決まるまでに時間がかかるケースが増加していて、「救急医療体制への影響は深刻化している」と報告されました。