きょうも都心の最高気温は30℃を超え、ビールが美味しい季節がやってきました。今年秋の税率変更を見据えてビール各社は「第3のビール」のビール化に乗り出しています。

黄金色のビールの中で美しく踊るきめ細やかな泡。アサヒビールが発表したのが…

アサヒビール 古澤毅 常務
「新しい辛口でビールの流れを変えることに挑戦をしていきます」

ビールシェアナンバー1の看板商品、「スーパードライ」のリニューアルです。

1987年の誕生以来、2回目となる味の刷新。麦芽の比率をこれまでより高め、飲み応えを向上させました。

記者
「余韻がぱって消えるぐらいキレがあります。飲みごたえがすごくアップしてるのがわかります」

なぜ、このタイミングでリニューアルするのか?

背景にあるのが、今年10月に予定されている「酒税法改正」です。現在、「ビール」と「発泡酒」、「第3のビール」で異なる税率。それが10月から一本化されるため、「発泡酒」「第3のビール」は増税となり、「ビール」が減税に。店頭での価格差が縮まります。

手に取るハードルが少し下がるため、各社こぞって「ビール」の戦略を強化しているんです。

お客さん
「(価格が)同じくらいになると、クオリティの高いものを選ぶように変わっていく」

こうしたなか、各社が力を入れているのが、「第3のビール」の「ビール化」です。

アサヒビール 古澤毅 常務
「我々のクリアもビール規格にすると決めてますけど、ビールの価格帯のブランドに大きなチャンスがある」

アサヒは、第3のビールの主力商品「クリアアサヒ」を「ビール」に“格上げ”。他のメーカーも…

キリンビール 今村恵三マーケティング部長
「美味しいビールを飲みたいというお客様のニーズ、価値に応えていきたいということで、本麒麟に注力をしていきたい」

▼キリンビールは、第3のビール「本麒麟」をビール化。価格帯を据え置いて販売するとしていて、増税分を足して想定される価格は、205円前後になる見通しです。

▼サントリーは第3のビールのトップシェア=「金麦」をビール化!

▼サッポロビールも主力の「GOLD STAR」などをビールへ昇格させます。

酒税法改正を見据えた看板商品のリニューアルやビール化。各社の“覇権争い”は益々激しくなりそうです。