新型コロナの影響で2年連続中止となっていた長崎ランタンフェスティバルが今年、3年ぶりに開催されることになり10日、概要が発表されました。

長崎市文化観光部観光交流推進室 浦川 信一室長:
「3年ぶりに長崎ランタンフェスティバルを開催することになりました」

中国の旧正月を祝う春節祭を起源とする長崎ランタンフェスティバル。
ことしは今月22日から来月5日までの15日間で、コロナ前と同じ規模となるおよそ1万5千個のランタンが街を彩ります。

ことしのメインオブジェは牛飼いの男性と織姫が登場する中国の七夕がモチーフの牛朗織女(ぎゅうろうしょくじょ)。

本来は丑年である2021年に設置予定でしたが、新型コロナで中止となり、ことしが初のお披露目です。

また、ことしは観覧者が密になることを避けるため、ステージイベントは実施しないものの、龍踊や二胡演奏などが時間や場所を予告しない『サプライズイベント』として計画されています。
また食事も飲食ブースで座ってとるよう呼びかけるということです。

長崎ランタンフェスティバル実行委員会 張 仁春 企画幹事長:
「(2年間)ランタンができなかったっていうことに対して、非常に空虚な気持ち、心に穴が開いたような気持ちでおりました。
今年をまた原点としてまた再出発の年として、ランタンフェスティバルをまた100年続く祭りにしていきたいという気持ちでいっぱいです」

例年人気の皇帝パレードには、長崎県出身でコーラスグループDEEP所属のYUICHIROさんらが出演。

ランタンフェスティバルには、新型コロナ前、毎年およそ100万人が訪れていましたが、全国旅行支援も再開されて賑わいが予想され、実行委員会では、現時点で、新型コロナが出始めた2020年の56万人を超えられたらと話しています。














