2026年9月のアジア大会と10月の世界選手権の代表選考を兼ねた、レスリングの全日本選抜選手権が、21日~24日の4日間、東京で行われました。パリ五輪金メダリストで高知市出身の清岡幸大郎選手と、妹の清岡もえ選手、きょうだいがそろって優勝を果たし、アジアと世界への切符を獲得しました。

2025年12月の全日本選手権を制し、この大会で優勝すれば、アジア大会と世界選手権の切符を手にする、女子53kg級の清岡もえ(ALSOK)。決勝では、2025年この大会の決勝で敗れた村山春菜(自衛隊)と対戦しました。

第1ピリオド、厳しい組み手争いとなり、両者ともに攻撃を仕掛けることができません。

すると第1ピリオド2分過ぎ、清岡もえ選手は「消極的」とみなされ、その後のアクティビティタイムで得点できず、失点。0-1と1点ビハインドで、第2ピリオドに入ります。

プレッシャーがかかる場面ですが、「いつもは相手を怖がって“びくびく”しながらやっちゃうんですけど、今回はやることはやってきたし、後悔はなかったので、それを全部出し切るだけだと思って、思い切ってやりました」と、清岡もえ選手。

第2ピリオド、開始30秒ほどでした。高速タックルでテイクダウンを奪い、2-1と逆転に成功します。

さらに、アンクルホールドで相手を回転させ追加点。その後も相手を回し続け、ポイントを重ねます。

結局、清岡もえ選手は11-1でテクニカルスペリオリティ勝ちを収め、自身初のアジア大会、そしてオリンピック階級での世界選手権への切符を手にしました。

◆清岡もえ選手
「アジア大会は4年に1回しかない大会でもあって、すごく大きい大会で『アジアのオリンピック』とも言われるような大会。自分はこの前のアジア選手権でも負けていて、その悔しさを絶対に晴らしたいので、そこに向けてまたやっていきたい。世界選手権は非オリンピック階級では出場したことがあるんですけど(2024年女子55kg級で優勝)、オリンピック階級では出場経験がないので、すごく楽しみです」

また高知県勢では、高知市出身の德原姫花選手(自衛隊体育学校)が女子57kg級で3位となり、小玉龍舞選手(神奈川大学)も男子グレコローマン87kg級で3位となりました。