JR岡山駅東口の駅前広場に路面電車を乗り入れる工事が、きょう(10日)から本格的に始まりました。この影響で約2年間、岡山駅東口の平面駐車場が利用できなくなります。


JR岡山駅東口の駅前広場では、工事関係者が平面駐車場を封鎖するためのフェンスを立てました。


工事は、岡山市が公共交通の利便性向上を目的に周辺を再整備するもので、広場北側の「一般車ゾーン」と南側の「タクシーゾーン」を入れ替えるほか、広場の中に「路面電車の新たな駅」を設けます。

工事が行なわれる約2年間は平面駐車場が使えなくなり、送迎で訪れた市民からは、混雑を心配する声が聞かれました。

(送迎にきた人)
ーどんな影響がありそうですか
「渋滞とかですかね」

「ちょっと離れたところ。地下の駐車場に入れておかないといけませんよね。いつもここを使ってたので、ほかが分からない」

岡山市によりますと、「一般車の送り迎え」についても、エリアの縮小や工事の進捗によっては、使用できないおそれもあるということです。


(岡山市西部幹線道路建設課 菊地良典担当課長)
「駅前ということで、『代替の乗降場や駐車場』が用意ができない状態。短い期間で工事が終わるように頑張っていきたいと思いますので、ご協力のほどをよろしくお願いしたいと考えています」

生まれ変わろうとしている岡山の玄関口。工事の完了は2025年度を見込んでいるということです。