タイの首都バンコクで、貨物列車が踏切内で止まっていた路線バスと衝突し、30人以上が死傷した事故で、列車の運転士から薬物の陽性反応が出たと報じられました。タイ当局は運転士を拘束しています。

この事故は、バンコクの中心部で16日、踏切を通過しようとした貨物列車が線路上で止まっていた路線バスに衝突。複数の車やバイクも巻き込まれるなどして、バスの乗客ら少なくとも8人が死亡、およそ30人が負傷したものです。

タイメディアは18日、貨物列車の運転士から薬物の陽性反応が出たと報じました。

タイ警察は、列車の運転士を過失致死などの疑いで拘束していて、運転士は事故の10日ほど前に「覚醒剤と大麻を使用した」などと話しているということです。また、運転士は免許を取得していなかったということです。

タイの鉄道当局は事故の直前、踏切付近が渋滞しているとして警告を出していましたが、運転士がブレーキをかけたのは踏切の100メートル手前で、「停止が遅すぎた」との見方を示しています。

事故をめぐっては、踏切の遮断機が適切に下りていなかったことも分かっていて、警察は踏切を担当する職員も拘束しています。