疑惑が浮上しています。北海道帯広のばんえい競馬で、競馬法違反に当たる馬主の「名義貸し」が行われていたとして、市民団体は、調教師や馬主など6人に対する告発状を警察に提出しました。
ばん馬たちが最大1トンもの鉄のそりをひいて走るばんえい競馬。
その迫力と興奮が多くのファンの心をつかんでやみません。

しかし、そこにいま、ある疑惑が。
ばんえい競馬の未来を考える会 小森唯永代表
「競馬法違反ということが少しでも疑われるような行為があれば、それはファンに対する冒涜だと思っているんです。一点の曇りもない競馬にしていきたい」

18日午前、帯広警察署を訪れたのは、市民団体のメンバー小森唯永さんです。
小森さんら市民団体は18日、ばんえい競馬の調教師2人と馬主4人について競馬法違反などに当たるとして告発状を提出しました。

実際の所有者とは別の人物を馬主として登録する「名義貸し」が行われていたとしています。
業界内で「白馬(しろうま)」と呼ばれているこの名義貸し。

告発状によりますと調教師の2人は、馬主4人の名義を借りて書類上の馬主として登録。レースに出走させ、そこで得た出走手当や賞金を調教師が受け取っていたのではないか、と主張しています。
不正に得た出走手当や賞金は数千万円。競走に使えなくなった馬を肉用として販売した収入も、総額で3億円以上に上ると指摘しています。

ばんえい競馬の未来を考える会 小森唯永代表
「一時的な痛みはあっても、『うみ』を出さなければならない」
告発側の代理人弁護士 佐藤博史弁護士
「公営競馬がこういう形で残っているのは大いに問題だと思う」

刑事告発が事実なら当然、競馬法違反に当たります。
情報が寄せられた主催者の帯広市は2025年、馬主や馬の登録業務を行う地方競馬全国協会に調査を依頼していました。
帯広市ばんえい振興課 大町康裕課長
「内容確認とともに整理している段階ですね。(本人たちへ)聞き取りであったり、書類の確認だったり」

今回の刑事告発について、ばんえい競馬のファンは。
ばんえい競馬ファン
「(事実なら)よろしくないと思う」
「好きな馬を応援しているので、(事実なら)ショックだ」

一方、調教師2人のうち1人の代理人弁護士はHBCの取材に「全く事実と異なる。名義貸しという事実はない」と関与を否定。
関係者によりますと、もう一人の調教師も否定しているということです。















