「競技かるた」。札を取るための一瞬の動きや迫力はまさにスポーツ、格闘技のようなこの競技かるたで全国の頂点を目指して情熱を注ぐ青森県立五所川原高校の生徒たちを取材しました。

『ちはやぶる~神代も聞かず竜田川~からくれなゐに~水くくるとは~』

読み手が音を発する直前の無音から静寂を裂くように畳の上に並べられた札を取りあう競技かるた。百人一首の札100枚の内、互いの陣に25枚ずつを並べ、読み上げられる上の句に続く下の句を自陣から先に取り終えた方が勝ちとなります。



一瞬の連続が勝敗を決める競技かるたに情熱を注ぐ高校生たちがいます。部員26人の青森県立五所川原高校競技かるた部。全国大会29回出場を誇る青森県内屈指の強豪校ですが、入学後に競技かるたの世界に触れたという生徒がほとんどです。


