果実の汁を吸うカメムシが活動を始めています。
今シーズンは越冬数が多く、被害のおそれがあるとして山口県は果樹園などに注意を呼びかけています。

山口県農林総合技術センター 河村俊和専門研究員
「過去10年で比較すると最も多いレベルになっているということですね」
山口県農林総合技術センターによりますと、果樹カメムシ類のクサギカメムシの越冬数を県内10地点で調べたところ、平均で88.9匹を確認したということです。
平年の30.2匹の3倍近くです。
光でおびき寄せる方法では3か所の調査で計13匹を確認し、平年の10倍になりました。
果樹カメムシはナシやビワ、モモなどの汁を吸います。汁を吸われた果実は見た目や味などに影響が出て商品として出荷できなくなるということです。
山口県農林総合センター 河村俊和専門研究員
「もう商品価値がなくなっちゃうので、吸われてへこんだような感じになると全くだめですけど」
果樹カメムシはスギやヒノキに卵を産み冬を越してから果樹などに飛来します。1年おきに発生の多い年があり、おととしも大量発生が確認されました。
被害を防ぐにはネットの設置や農薬の散布、袋掛けなどが必要で、費用を負担する農家の経営を圧迫します。
山口県農林総合センター 河村俊和専門研究員
「出荷量が減ってくれば収入が減りますから、逆に生産コストは上がってくるので収益が減ってしまいますね」
山口県は4月30日に果樹カメムシ類の注意報を発令しています。今シーズンはすでにナシやビワへの飛来が確認されているということです。
気温の上昇に伴い活動が活発になるとみられ、県は農家に適切な対応を呼びかけています。














