薬を飲んでも血圧が下がりにくい高血圧の患者に対して、超音波で神経の活動を抑える治療を、高知大学医学部附属病院が国内で初めて行いました。

高知大学医学部附属病院は14日、高血圧の40代女性患者に対し、超音波で腎臓の神経に熱を加えて活動を抑制し血圧を下げる「腎(じん)デナーベーション」という治療を、国内で初めて行いました。
高血圧の患者への治療はこれまで薬物療法が中心でしたが、中には一定以上の薬を飲んでも血圧が下がらない「治療抵抗性高血圧」に悩む患者もいます。

「腎デナーベーション」は2026年3月に保険適用となったばかりの薬を使わない新しい治療法で、一度の治療で効果が持続するのが特徴です。
海外では「治療後9年間、血圧の低下状態が続いている」データもあるということです。
(高知大学医学部附属病院 野口達哉 助教)
「『腎デナーベーション』を併用することで、場合によっては薬を減らしていくこともできるかもしれないし、これ以上薬を増やすことを抑制できるというような効果も期待されると思っています」
野口助教によりますと、「腎デナーベーション」は現在、合併症が起きないかどうかなどを慎重に見極められている段階ですが、「大きなリスクがないと判断されれば、高血圧治療の選択肢として広がっていくのではないか」ということです。














